平成26年度琉球大学医学部保健学科同窓会総会議事録
日 時:平成26年8月16日(土) 14:07~15:13
場 所:琉球大学医学部保健学科棟2階 210室
出席者:14名
司 会:宮城和文(13期生)
書 記:和氣則江(13期生)
一、開会宣言 14:07司会者(宮城)の開会宣言により総会を開催。
一、会長挨拶:金城芳秀(10期生)
任期終了にあたり、これまでの活動を振り返って気持ちを整理し、今後の歩みについて考えたことを「思考と行動と未来」という文章にまとめて会報第13号に掲載した。これまでの習慣によって沖縄の現在の健康状態が運命づけられたと考えるなら、将来に向けた保健学科の役割を考え、今こそ同窓会の活動の在り方を検討する必要があると考えている。本日の審議に期待したいとの主旨であった。
一、保健学科長祝辞:福島卓也(病態検査学講座 血液免疫検査学分野教授)
保健学科長として2年目を迎え、今年度から研究科長をも兼任している。昨年までに、全国の医学部および教育学部のミッションが再検討され、琉球大学医学部保健学科は①地域医療を支え牽引するリーダー養成、②アジア・太平洋に向けグローバルに活躍できる人材育成を主なミッションとした。そのためには大学院を充実することが重要であり、卒業生にはぜひ進学を勧めていただきたい。今後さらに保健学科が発展することを祈念し、同窓会による支援をお願いしたいとの主旨であった。
一、議長団選出
事務局の推薦により、與那嶺君枝(1期生)および崎山健伸(10期生)が選出され、以下の報告および議案の審議がなされた(総会資料参照のこと)。
一、報告
平成25年度役員会報告(紙上報告;総会資料p.1参照)
一、審議事項
第一号議案から第五号議案までの報告ならびに提案のうち、第一号議案から第四号議案までは、まとめて報告および提案があり、質疑応答がなされた。
1)第一号議案 平成25年度事業報告 会長(金城芳秀:10期生)
総会資料p.1に基づき平成25年度事業報告がなされた。
①平成25年度保健学科同窓会総会の開催
平成25年10月4日(金)琉球大学保健学科210室にて開催された。
②同窓会会報第13号の作成と会員への送付
③同窓会ホームページの充実
④同窓会組織の強化
⑤平成25年度保健学科卒業生及び既卒者への入会勧誘活動
2)第二号議案 平成25年度収支決算報告および監査報告
会計担当者に代わり事務局(眞榮城千夏子:19期生)
総会資料p.2に基づき平成25年度収支決算報告がなされた。
・一般会計収入の部では、総収入予算額408,319円に対し決算額280,604円で、127,715円の減。決算額内訳は、会費収入140,000円(新卒13人,既卒1人)、その他の収入2,285円、前期繰越金138,319円であった。
・一般会計支出の部では、総支出予算額408,319円に対し決算額224,105円で、184,214円の支出減。決算額内訳は、事業費177,890円、運営費46,215円、積立金および予備費は0円であった。
・一般会計については、収入減にもかかわらず支出も抑えられていたので、当期収支差
額の56,499円を次期へ繰り越すこととなった。
・特別会計については、平成25年度も昨年同様に増減はなく、持ち越しとなった。
諸事情により監査役2名とも欠席のため、事務局(眞榮城)により総会資料p.3の監査報告書が代読され、適切に処理されていた旨の報告が行われた。
3)第三号議案 平成26年度事業計画(案) 会長(金城)より提案
総会資料p.4に基づき平成26年度事業について提案がなされた。
①平成26年度保健学科同窓会総会の開催
平成26年8月16日(土)琉球大学保健学科210室にて開催
②組織の強化(同窓生との交流・連携強化)
③同窓会会報第14号の発行と会員への送付
④会員名簿の整備(各期連絡係を設置し連携のもと名簿の整備に努める)
⑤情報配信と共有の強化(IT活用で情報の円滑な発信、受信を図る)
⑥卒業生・修了生への記念品贈呈(卒業式・修了式の記念品、その他学生活動への援助)
⑦同窓会会員の勧誘(在学生および既卒者の勧誘強化)
4)第四号議案 平成26年度収支予算(案) 会計担当者に代わり事務局(眞榮城)より提案
総会資料p.5に基づき平成26年度収支予算が提案された。
・一般会計収入の部では、昨年度の実績をふまえ、会費収入として新規会員20名を努力目標とし、200,000円を計上。その他の収入として3,000円、前期繰越金56,499円を加え、総収入予算額259,499円(昨年度より148,820円減)を計上した。
・一般会計支出の部では、前年度予算額および決算額を参考に、事業費として201,000円、運営費58,499円、積立金0円、予備費0円を計上し、総支出予算額259,499円とした。
・特別会計については、本年度は積立予算を計上せず、昨年度繰越のまま長期計画積立金1,920,000円、備品購入積立金350,000円、名簿作成積立金170,000円、合計2,440,000円とした。
<第一号議案~第四号議案の質疑応答および提案等>
質疑
①「少ない予算でやりくりし、努力している様子はよくわかったが、今後の補てん等についてどのように考えているか?」→最悪の場合は長期積立金を取り崩すことになると思うが、できるだけ収入に結び付くような企画を考えたい。みなさんからの提案もぜひいただきたい。
現時点では事務局の費用を縮小し、最低限の活動をしていくが、執行部としては瀬戸際に立たされていることを自覚している。
②「会費収入の方法について、事務局では具体的にどのような取り組みだったのかをお聞きしたい。同窓会のメリット等をアピールしたのか否か?」→同窓会の収入源は会費であり、事務局としては卒業予定の学生に対して何度も入会を呼びかけ、卒業式当日も勧誘した。昨今は、同窓会どころか後援会費の徴収も厳しく、分割方式でようやく…という現状である。同窓会費についても、一括納入ではなく分割を可にするなど、規約の改正を検討してもよいのではないかと考えている。同窓会のアピールについては、学生援助費を設けたり、特別講演を平日に企画したりする等、工夫した。しかし、就職活動そのものや就職後のサポート情報などが、現在では同窓会を通じなくともインターネット等で手軽に入手できる時代であり、同窓会のメリットをアピールし難い。
提案・要望等
①「卒後数年経つと、学生時代の仲間と顔を合わせたくなる。同期会の企画に対して、同窓会から何らかの援助があると、同窓会の存在を再確認させ会員増につながるのではないか?」
②同期会への出資案に関連して…これまでに実績はあるが、頻繁に同期会を企画する期とそうでない期があり偏りが生じるので、枠を設ける必要があると思う。今年度は○期~○期の同期会に対して援助するから、同期会を企画しませんか?…というように、集まりの悪い期に対しては、企画を呼びかけることも考えてみてはどうか。
③逆に、同期会を開催して余剰金があった場合に、同窓会への寄付も呼びかけてほしい。
④同期会への寄付については、これまでにも実績があるので期待したい。
例:金城氏(1期生)より、名古屋で集った際の寄付があった。
⑤会費徴収方法について。卒業間際に一括徴収というのは、出費多端な折なので厳しいと思われる。例えば、卒業研究で各教室に所属した際に、教室費(茶菓子代)等として500円/月ずつ積み立て、それを同窓会費に充ててもらうよう勧誘するのはどうか?
※上記の質疑応答等の結果、第一号議案から第四号議案すべてについて、原案通り承認された。
特に、平成26年度の事業計画である第三号議案の②組織の強化および⑦同窓会会員の勧誘については、具体的な提案をふまえて、以下の3点に取り組むことが確認された。
イ) 同窓会から同期会への支援方法を検討する。
ロ) 各同期会から同窓会への寄付や賛助会員の募集などを、HPや会報等で呼びかける。
ハ) 卒業研究時のワンコイン(500円)積立について検討する。
5)事業計画に関連した追加議案 保健学科同窓会30周年記念事業等の企画について
事務局(眞榮城)より提案
平成27年は保健学科同窓会設立30周年に当たるので、その企画に関して下記の企画について御意見を伺いたい。
①30周年記念講演会 ②30周年記念誌発行 ③同窓会会員名簿 冊子の発行
※①講演会を企画することを承認。②予算縮小により記念誌は発行しないことを承認。
③同窓会会員名簿 冊子の発行については、個人情報保護や予算等の観点から、今回は、冊子としては発行しないことを承認。ただし、異動に関する情報は事務局でしっかり把握し管理すること。閲覧希望の会員に対しては、直接、事務局で閲覧するか、各期代表に入会情報を提供し勧誘してもらう場合の情報提供、パスワードロックをかけたうえでメール送信することを承認。
6)第五号議案 新役員の改選について 会長(金城)より提案
執行部案として下記の人選が提案された。
・会 長:垣花シゲ(1期生)
・副会長:宮城和文(13期生)、眞榮城千夏子(19期生)
・事務局長:豊里竹彦(28期生)
・会計および名簿係:玉城陽子(19期生)、今泉直樹(29期生)
・書記および会報作成:和氣則江(13期生)、古謝安子(4期生)
・渉 外:国吉緑(9期生)、金武直美(18期生)
・監査役:浜本いそえ(14期生)、嵩元リカ(26期生)
※執行部案の通り、承認された。
議長団の降壇
一、その他
・新会長による挨拶…眞榮城代読
・図書の紹介
1期生の與那嶺君枝氏が「保健の心 気づきの力~保健指導技術の向上は自己評価から~」という図書を自費出版。40年にわたる現場経験(産業保健師、臨床看護師ほか)をふまえて“特定健診・保健指導”の在り方について著したので、ご一読を!
一、閉会宣言 司会者(宮城)により15:13閉会宣言がなされ総会終了した。
特別講演「助産師としてのキャリアパス ―私のこれまでの歩み― 」
演者:峰岸まや子先生(沖縄県立看護大学別科助産専攻教授)
峰岸先生の1980年代から現在に至るまでに行ってきた業務経験について、ユーモアを交えながら以下の体験談について講演された。
1980年代は新宿歌舞伎町にある新宿赤十字病院で看護師・助産師として働いていた時、御巣鷹山日航機墜落事故、大島三原山噴火で救護活動を体験したこと。1990年代は教員と学生の二足のわらじ時代で東洋大学文学部教育学科と長野看護大学に通ったこと。2000年代は永田町で環境庁の国会議員秘書をやっていたこと。保健婦助産婦看護婦法の「婦」を「師」に改正したことに携わったこと。秘書退職後、JICAでエジプトの病院に勤務したこと。帰国後、日本助産師会の役員となり、現在は沖縄県立看護大の教員となったことなど、貴重な体験談を拝聴させて頂いた。
懇親会風景